座骨神経痛や腰椎間板ヘルニア、背椎間板ヘルニアなど、腰痛に関するしびれや痛み、それに股関節、首、ヒザ、五十肩などの症状の場合、筋硬絡(トリガーポイント)を取り除かなければなかなか改善しません。
ひどい痛みやシビレの正体は、殆どが筋肉に生じたトリガーポイントによる筋痛症なのです。
トリガーポイントは、押すと痛みが放散する筋肉のシコリのことで、難病の関節痛や神経痛、シビレを引き起こす真犯人と考えられます。
私の経験からして、頑固な痛みやシビレの原因は、事故、姿勢、反復運動、衣食住などで生じる筋肉のシコリ、「トリガーポイント」だと思います。
「筋肉が痛みを引き起こす仕組みにについて」
もともと筋肉は繊維から出来ており、強い負担がかかると傷ついてしまいます。
そると交感神経が優位になる、血管が収縮して、傷の周囲の血流悪化します。その結果、筋肉が痙攣を起こし、血液中に発痛物質が生成されます。知覚神経の先端にある痛みセンサーがこの発痛物質を感知すると、痛みの情報が電気信号となって大脳に伝わり、痛みを感じるのです。
筋肉が硬直して生じた痛みは、通常3〜7日で治りますが、筋肉への負担が続いたり、寒冷刺激にさらされたろ、精神的ストレスが強かったりすると筋肉の高潔が戻らなくなる場合があります。
こうした筋肉を「わけあり筋」と私は名付けました。
高齢になると誰でも多かれ少なかれ、「わけあり筋」を抱えるようになります。「わけあり筋」の硬直が進むと、次第に筋繊維が短く縮んで押すと痛みの伴うコリコリとした硬いシコリが生じます。この硬いシコリを「反痛点」と呼びます。そうした反痛点を、特に「トリガーポイント」と言います。
「トリガーとは『引き金』の意味」
トリガーポイントが原因と診断される病名 |
- 【肩の痛み】
- 五十肩
腱板障害
肩コリ
胸部出口症候群
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- 【腰痛】
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊桂管狭窄症
腰椎すべり症
ギックリ腰
腰椎分離症
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- 【股関節】
- 変形性股関節症
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- 【頭痛】
- 緊張型頭痛
偏頭痛
群発性頭痛
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- 【ひざ痛】
- 変形性ヒザ関節症
半月板損傷
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- 【首の痛み】
- 頚椎症
頚椎椎間板ヘルニア
ムチウチ症
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症状別(頭痛・首や肩の痛み・腰痛・関節痛・ひざ痛)のトリガーポイント改善法を指導します。 |